2013年01月25日

新年2回目の「句会講座」が開かれました

NPO法人近畿フォーラム21主催
       蕪村顕彰俳句大学 事務局

 

 山尾玉藻講師の新年最初の「句会講座」が、1月23日午後1時から開講しました。

 慣例に従い、受講生が出句した87句の作品を、受講生が各自に3句づつ選句することから始まりました。あとで判ったことですが、山尾講師の「選句作品」と、同じ作品を選んだ受講生が目立ち、受講生の「選句力」が一段と優れて来たことが知らされました。つまり、優れた俳句の選び方に実力が増してきたということです。

 このあと、山尾講師が87句の作品から「入選句、佳作句、秀句」を選句したあと、総ての句を1句毎に「寸評」しながら「修正」される句もありました。
 「俳句を詠めば、情景が見えてくるように書きなさい。イメージだけでは適切ではなく、具体的に事象を詠みなさい」と、「写生」を大切にする俳句のつくり方を講義されたのは印象的でした。

 この「句会」で「秀句」に選ばれた中から、下記の3名の句の「寸評」を書いて頂きました。ご紹介します。




 ◆ 鶏旦の氏子の灯り階をゆく    田中文治

鶏旦は元旦のこと。年の改まった早暁、まだ暗がりの中を氏子の捧げる灯明が静やかに階段を上って行くのが見える。新年の真新しい闇を灯明がゆっくりと揺らぐ粛然とした景を切り取った。


 ◆ 金魚田に鷺の降り立つ淑気かな  西畑敦子

冬の金魚田はまるで生気を失ったかのよう澱んでいていかにも寒々しい。しかし年が改まった今日、鷺が美しく舞い下りた途端に金魚田に忽ち瑞祥の気が漂ったように感じられたのである。


 ◆
大寒のつかひ切つたる糶の声   阿久根良一

 一年の内で寒さが最も厳しいとされる大寒の日、糶場の糶が漸く終了したのだろう。それまで競り合っていた野太い声々も消え、急に静かになった糶場に寒気が漂い始めたのだろう。その様子を「つかひ切つたる糶の声」と捉えた所が非常に巧みである。




 山尾講師の2月「句会講座」は2月22日ですが、今期第6期の「表彰式」に向けて、2月4日までに「表彰用句」の作品提出をしなければならないことが決まりました。受講生にとっては、この月末が「勝負の時」になりそうです。ご検討をお祈りします。

 第6期「蕪村俳句大学の表彰式」は、3月24日(日)に、会場はいつもの大阪市立「淀川小学校」講堂で開催致します。

 
 ところで、今度の「表彰式」では、国際俳句交流の基となる「国際俳句蕪村賞」を、諸外国から寄せられる優秀句に2回目の同賞授与を行うことになっております。
 
 また、昨年秋から始めた平成28年の「蕪村生誕300年記念」の事業を、今年も続けて実施していく計画です。どうか「記念事業」にご賛同頂き、進んでご参加頂きますようお願い致します。


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2013年01月22日

新年「最初の句会講座」が始まりました

NPO法人近畿フォーラム21主催
       蕪村顕彰俳句大学 事務局

 

 新年を迎え、朝妻力講師による「最初の句会講座」が、1月21日(月)午後1時に開講しました。
 同「句会講座」は、まず昨年から継続している「俳句の言葉遣いの基本・文法」の第4講演から始まりました。今回は、形容詞・形容動詞・助動詞の解説でした。

 この内、「形容詞」については、物事の状態を現す言葉で、「・・・くある」という表現の仕方がありますが、これを終止形の「し」にすれば「形容詞」になるというのです。
 すなわち、「寒くある」が「寒し」、あるいは「明るくある」が「明るし」とすれば、「形容詞」となるということです。

 このあと「受講生から出句された117句の作品」の中から、受講生がそれぞれ3句づつ選句して、公表し合う「句会」に移りました。
 兼題は「三日」、「日脚伸ぶ」、それに「自由題」です。受講生が優秀句・特選句と思う作品を、選者の名前を上げて次々と発表しました。

 これに続いて、朝妻力講師が117出句作品の総てについて「講師の立場」で、佳作17句、入選句29句、特選句12句を選句されました。そのあとすべての全作品について、1句ごとに詳細な「評論」を行われました。
 五七五の言葉に「講師の感性と表現の方法」で、修正や他表現への差し替えがおこなわれますと、作品自体の優秀さが顕わになり、受講生からおおきな感動の声がドット出て、「句会」は盛り上がりました。




 ◆ 次回の「朝妻句会講座」は、2月11日に開講します。
  この「句会」に提出される受講生の作品は、3月24日に開催する第6期「蕪村顕彰俳句大学の表彰式」受賞選考対象作品になりますので、謂わば、最も重要な「句会」となります。

 ◆ 山尾玉藻講師による「句会講座」は、1月23日(水)に行われます。


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2013年01月10日

ロシアからも「年賀メール」が来ました

NPO法人近畿フォーラム21主催
       蕪村顕彰俳句大学 事務局


 新しく「国際俳句交流」の絆が出来ましたロシアの「国際交流基金モスクワ日本文化センター」のご担当・坂上陽子様から「年賀のメール」を頂きました。有難う御座いました。
 確かにロシアでは、「俳句作品」の出句は、ロシア語では出来ても、「日本語での俳句出句」は、中々難しい様子が伺えます。
しかし、坂上様は、モスクワ日本文化センターの上級の日本語クラスの先生に「出句」のお力添えのご要請をして頂くなど、積極的なご努力をして頂いておりまして、心から感謝しております。早速下記に坂上様の「年賀メール」を掲載させて頂きます。


<新年あけましておめでとうございます。
12月28日から1月8日までロシアはお正月休みでしたので、ご挨拶が遅くなり申し訳ございませんでした。本年もどうぞ宜しくお願いします。


募集状況と申しましては、当センター日本語講座は初級が対象ですので、日本語で俳句を作ることが難しいようです。
そこで、当モスクワ日本文化センターの比較的上級の日本語クラスを持っている先生にもお願いしましたので、あとは様子を見ていきたいと思います。


また、当センターのサイトに「俳句応募」に挑戦するよう「お知らせ」の掲載をしました。
そこに、出句作品を直接、貴「蕪村顕彰俳句大学」事務局のメールアドレス宛にも送るように伝えましたので、直接送ってくる応募者がいるかもしれません。ご了承ください。


日本とロシアの間で「俳句交流」を進めて参りましょう。
ご成功をお祈り申し上げます。
坂上陽子>



「年賀メール」に心から深謝しております。文化、言語、国境を超えて「世界最短詩の俳句」へのご挑戦に、大きな期待を寄せております。
しかも、「直接事務局」へご送信のこともあろうということですが。心からお待ちしております。


坂上様から、ロシアの文化センターの俳句愛好家の方によろしくお伝えください。

もう一つのロシア交流先になって頂いた「サンクトぺテルブルグ日本センター」の代表・松原斉様と昨年暮れに大阪市役所でお会いしまして、「国際俳句交流を成功させましょう」との賛同を頂きました。どうか今後お二人のご支援をよろしくお願いいたします。
 本当に「年賀メール」のご送信、有難うございました。

タグ:国際交流
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