2013年01月27日

蕪村ゆかりの地をめぐる【まち歩き】 〜今年最初の「蕪村生誕300年記念事業」です〜

蕪村生誕300年記念事業委員会

 

 3年後に迫った「蕪村生誕300年」を盛り上げる為、蕪村生誕300年記念事業委員会では、これに関わる諸記念事業計画を着々と進めています。既に平成24年12月に最初の事業として「国際俳句交流の記念植樹」を大阪毛馬の「蕪村公園」で行いました。植樹を寄贈した大阪市から感謝状を受領しました。


 事業の本格的実施は平成25年春から開始し、28年の「300年記念の年」を頂点に、国内は勿論、諸外国から注目される諸事業を順次行って行きたいと考えております。


 そうした中、今年に入って最初の同「300年記念事業」が、3月23日(土)13:30〜16:30に行われることになりました。

 題して 天六から毛馬へ−蕪村ゆかりの地をめぐる−【まち歩き】” です。

 下記のWebを開いてご高覧下さい。
      https://www.sumai-machi-net.com/event/portal/event/30906

 この事業は、大阪市立大学文学研究科と当NPO法人近畿フォーラム21との共催です。





 この事業の案内役を担当の大阪市立大学の大場茂明教授が、この「事業の主旨」と「歩きコース」等について、下記のように記述して頂きました。



<最近、都心でも、下町でも、市内のあちこちで地図を片手にゆっくりとまちを歩いているグループを、しばしば目にするようになった。「まち歩き」は、そうした人々にとっては見知らぬ土地への小旅行であり、地元の人々にとっては地域資源を再発見する機会でもある。
 
大坂市都島区毛馬の周辺は、明治時代後期の新淀川開削によって、大きくその姿を変えたが、一方で都心にもほど近い、活気ある下町の雰囲気を保っている。

大阪市立大学文学研究科は、大阪市立住まい情報センター、ならびにNPO法人近畿フォーラム21と共同で、当地生誕の俳人・画家として活躍した「与謝蕪村ゆかりの顕彰碑をはじめとして、地元の「地域資源をめぐるまち歩きルート」を策定した。
 

コースのスタートは、交通至便な大阪市北区の「天六交差点の南東角」である。この地には、かつて大阪市立北市民館が立ち、現在は市立住まい情報センター、大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)などが入る10階建てのビルになっている。

ここから北上し、1296年創建の長柄八幡宮等を経て、砂利採集船が舫う大川を渡れば、毛馬である。

毛馬橋東詰には蕪村公園があり、蕪村の生涯を刻んだレリーフや、「蕪村顕彰俳句大学講座」(近畿フォーラム21主催)の優秀句が記された「記念プレート碑」が設置されている。

大川に沿って北に向かえば、新淀川から大川が分流する地点に「毛馬洗堰と閘門」とが目に入る。閘門脇の新淀川堤防上には、蕪村生誕地碑が建立されているが、生誕当時の旧毛馬村の地は、今や新淀川の河底となっており、残念ながらその面影を見る術はない。

現在の洗堰の西側には、淀川改修工事により設置された旧毛馬第一閘門(1907年完成、重要文化財)が保存されており、公園として一般公開されている。

こうした施設を見学した後、再び大川に沿って毛馬桜之宮公園遊歩道を南下し、解散の予定である。
 
このコースは、大阪の近世と近現代が交錯する地をめぐる、約3時間のまち歩きである。

今回のルートに次々と新たな見所が加えられ、ここからさらに何本ものコースが派生していくような、そんな試みの第一歩となれば幸いである。>




 同事業は、参加費無料で、小雨決行です。
どうか「Web申し込み」にご記載頂き、ご参加をお待ちしております。
詳細は
コチラ 

posted by 蕪村顕彰俳句大学事務局 at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月25日

新年2回目の「句会講座」が開かれました

NPO法人近畿フォーラム21主催
       蕪村顕彰俳句大学 事務局

 

 山尾玉藻講師の新年最初の「句会講座」が、1月23日午後1時から開講しました。

 慣例に従い、受講生が出句した87句の作品を、受講生が各自に3句づつ選句することから始まりました。あとで判ったことですが、山尾講師の「選句作品」と、同じ作品を選んだ受講生が目立ち、受講生の「選句力」が一段と優れて来たことが知らされました。つまり、優れた俳句の選び方に実力が増してきたということです。

 このあと、山尾講師が87句の作品から「入選句、佳作句、秀句」を選句したあと、総ての句を1句毎に「寸評」しながら「修正」される句もありました。
 「俳句を詠めば、情景が見えてくるように書きなさい。イメージだけでは適切ではなく、具体的に事象を詠みなさい」と、「写生」を大切にする俳句のつくり方を講義されたのは印象的でした。

 この「句会」で「秀句」に選ばれた中から、下記の3名の句の「寸評」を書いて頂きました。ご紹介します。




 ◆ 鶏旦の氏子の灯り階をゆく    田中文治

鶏旦は元旦のこと。年の改まった早暁、まだ暗がりの中を氏子の捧げる灯明が静やかに階段を上って行くのが見える。新年の真新しい闇を灯明がゆっくりと揺らぐ粛然とした景を切り取った。


 ◆ 金魚田に鷺の降り立つ淑気かな  西畑敦子

冬の金魚田はまるで生気を失ったかのよう澱んでいていかにも寒々しい。しかし年が改まった今日、鷺が美しく舞い下りた途端に金魚田に忽ち瑞祥の気が漂ったように感じられたのである。


 ◆
大寒のつかひ切つたる糶の声   阿久根良一

 一年の内で寒さが最も厳しいとされる大寒の日、糶場の糶が漸く終了したのだろう。それまで競り合っていた野太い声々も消え、急に静かになった糶場に寒気が漂い始めたのだろう。その様子を「つかひ切つたる糶の声」と捉えた所が非常に巧みである。




 山尾講師の2月「句会講座」は2月22日ですが、今期第6期の「表彰式」に向けて、2月4日までに「表彰用句」の作品提出をしなければならないことが決まりました。受講生にとっては、この月末が「勝負の時」になりそうです。ご検討をお祈りします。

 第6期「蕪村俳句大学の表彰式」は、3月24日(日)に、会場はいつもの大阪市立「淀川小学校」講堂で開催致します。

 
 ところで、今度の「表彰式」では、国際俳句交流の基となる「国際俳句蕪村賞」を、諸外国から寄せられる優秀句に2回目の同賞授与を行うことになっております。
 
 また、昨年秋から始めた平成28年の「蕪村生誕300年記念」の事業を、今年も続けて実施していく計画です。どうか「記念事業」にご賛同頂き、進んでご参加頂きますようお願い致します。


posted by 蕪村顕彰俳句大学事務局 at 09:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ご挨拶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月22日

新年「最初の句会講座」が始まりました

NPO法人近畿フォーラム21主催
       蕪村顕彰俳句大学 事務局

 

 新年を迎え、朝妻力講師による「最初の句会講座」が、1月21日(月)午後1時に開講しました。
 同「句会講座」は、まず昨年から継続している「俳句の言葉遣いの基本・文法」の第4講演から始まりました。今回は、形容詞・形容動詞・助動詞の解説でした。

 この内、「形容詞」については、物事の状態を現す言葉で、「・・・くある」という表現の仕方がありますが、これを終止形の「し」にすれば「形容詞」になるというのです。
 すなわち、「寒くある」が「寒し」、あるいは「明るくある」が「明るし」とすれば、「形容詞」となるということです。

 このあと「受講生から出句された117句の作品」の中から、受講生がそれぞれ3句づつ選句して、公表し合う「句会」に移りました。
 兼題は「三日」、「日脚伸ぶ」、それに「自由題」です。受講生が優秀句・特選句と思う作品を、選者の名前を上げて次々と発表しました。

 これに続いて、朝妻力講師が117出句作品の総てについて「講師の立場」で、佳作17句、入選句29句、特選句12句を選句されました。そのあとすべての全作品について、1句ごとに詳細な「評論」を行われました。
 五七五の言葉に「講師の感性と表現の方法」で、修正や他表現への差し替えがおこなわれますと、作品自体の優秀さが顕わになり、受講生からおおきな感動の声がドット出て、「句会」は盛り上がりました。




 ◆ 次回の「朝妻句会講座」は、2月11日に開講します。
  この「句会」に提出される受講生の作品は、3月24日に開催する第6期「蕪村顕彰俳句大学の表彰式」受賞選考対象作品になりますので、謂わば、最も重要な「句会」となります。

 ◆ 山尾玉藻講師による「句会講座」は、1月23日(水)に行われます。


posted by 蕪村顕彰俳句大学事務局 at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ご挨拶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする