2012年11月18日

11月の「句会」講座が始まりました


NPO法人近畿フォーラム21主催
       蕪村顕彰俳句大学 事務局


 11月初回の「句会」講座は、朝妻力講師によって11月12日に追手門学院大阪城スクエアで開講しました。

 「句会」講座はまず、11月「句会」の兼題である「時雨」、「水仙、それに「自由題」をもとに出句された111句の作品を、受講生がお互いに選句し合ったのち、その締め括りとして朝妻力講師が選考した「佳作」、「入選」、「特選」句を公表。その上で、1句づつ「評論」を行われました。
 朝妻力講師が行われた1句づつの「選評」は、送り仮名や歴史的仮名遣い、文語での文法などについて、111句すべてに詳しい解説が行われ、受講生は、真剣に訊き入っていました。。


 このあと、同講師による「講演」が行われ、「自動詩五段活用」→「文語では四段活用」を中心とした「言葉の遣いの基本」テーマと、俳句を作る時不可欠な「電子辞書の使い方」のテーマについて説明されました。

特に「電子辞書の使い方」については、例えば「例走」を調べる場合の方法として、下記のように説明されました。
  @  音で引く:「そう」と入力して「走」で検索決定
  A  訓で引く:はしると入力して検索決定
  B  連用形で引く:はしりと入力して見出し語をみる
  C  連用形で逆引きする:逆引き窓に「はしり」と入力し、見出し語をみる
  D  濁音で逆引きする:逆引き窓に「ばしり」と入力し、見出し語をみる
上記の方法による「電子辞書の使い方」の説明でした。

 さらに「言葉の遣いの基本」として、俳句は「や」「かな」「けり」などの「文語」を多用することに留意すべきであり、これらに「口語」が混じると稚拙感が出て仕舞うと強調されたのです。
 その上で
  @  「稚拙感」を避け、言語の種類を統一するために「文語」を使用する
  A  意味を正しく伝えるために「文語」に統一する
  B  韻文のリズム感を生かし、散文化を避けるために「文語」を使用する
との説明でしたが、すべて「なるほど」と納得させられました、

そして最後に「日本語の教育について、最近物を書く、あるいは古典を理解することについて議論されているが、俳人はその先頭に立つ、つまり美しい日本語を守る実践者である、というプライドが必要」と締めくくられました。この「俳句作りのプライド」の講演は印象的でした。

  


11月の2回目の「句会」は、山尾玉藻講師のもとで29日の午後1時から
追手門学院大阪城スクエアで開講されます。

 序でながら、これからは4年後に迫って来た蕪村生誕300年記念の事業として
「国際俳句蕪村賞」を基盤として、「国際俳句交流」に力を注いで行くことを
改めて申し添えておきます。


                                                         


posted by 蕪村顕彰俳句大学事務局 at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ご案内 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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